【本当の平等とは適切な違いがあること】094
~わたしの未来を創る最高戦略!/094~
【本当の平等とは適切な違いがあること】
「お兄ちゃんの方がおやつが多い!」
「お姉ちゃんと同じことしたい!」
「弟ばっかり可愛がられてる!」
「妹だけ何しても許される!」
それを聞いて、
同じように平等にして
あげなくてはいけないのに
そうできない……、と
悩んだことがありませんか?
子どもたちは
上や下のきょうだい、
ときには親と「同じ扱い」を求めて
「ずるい」と主張してきます
でも、同じ扱いをすることが
本当に平等なのでしょうか?
たとえば
12歳のお兄ちゃんと
まだ6歳の妹では
おかずやおやつの量が
お兄ちゃんのほうが多くて当たり前です
体の大きさがぜんぜん違いますね
成長に合わせた
扱いをしなくてはいけません
お兄ちゃんも
6歳の頃は少なかったのですから
むしろ同じ扱いであるほうが
不平等です
つまり、本当の平等とは
「適切な差をつけること」です
誰もが同じ扱い、同じ対応であることは
平等とは言えないのです
私たちは案外
大人になっても
これをやっていることがあります
「先輩は私にだけ仕事を押し付ける」
「あの同僚はいつも特別扱いを受けている」
「上司は後輩にばっかり優しくしてる」
「先生は生徒をひいきしてる」
そんなふうに思えたとしても
本当は
先輩はあなたの実力を認めているからこそ
仕事を振ってくれるのかもしれないし
あの同僚は影でものすごく努力して
結果を出しているのかもしれません
自分に見えていないものを加味すれば
ずるいと思えることこそが
本当は平等かもしれないのです
まずは
子どもに平等を求められたとき
本当の平等に沿って
対応できるようになると
無駄に悩むことがなくなりますね
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「わたしの未来を創る最高戦略」
全100回に渡って
毎朝7時にお届けします
”戦略”というには
小さなことかもしれません
ですが、その小さなことが
型〈パターン〉となって
私たちの日常に
様々な問題を作り出しているのです
自分を変える、人生を変えるには
この小さなことにコツコツ取り組むのが
結局は一番の近道
一発逆転ホームランはないのです
もし、ハッとすることがあれば
ぜひ意識して取り入れてみてくださいね